値入率(マークアップ)計算 — 売価・利益・粗利率
原価と値入率(%)を入れるだけで、売価・利益額・粗利率(マージン)が同時に出ます。小売・EC・卸の価格設定に。
仕組み
値入率とマージンの違い
値入率(マークアップ)は原価に対する上乗せ率: 売価 = 原価 × (1 + 値入率/100)。原価1万円に50%値入なら売価1万5千円。
マージン(粗利率)は売価に対する利益率: マージン = 利益 / 売価 × 100。同じ「原価1万円・売価1万5千円」でも、マージンは33.3%(5000÷15000)であって50%ではありません。これを取り違えるのが小売価格設定で最も多いミスで、結果として値付けが弱くなる傾向があります。
業種別の値入率の目安
飲食店: 原価200〜300%(売価が原価の3〜4倍)が標準。高い値入率は人件費・家賃・廃棄ロスをカバーするためで、純利益ではありません。
アパレル小売: 通常価格で100〜150%(2〜2.5倍)。セールでマージンが大きく削られます。
スーパーマーケット: 5〜25%が一般的。他業態より薄利だが、量で稼ぐビジネスモデル。
ソフトウェア・デジタル商品: 配信原価がほぼゼロのため値入率は実質無限大に近い。原価ベースではなく「知覚価値」で値付けします。
値入率とマージンの使い分け
値入率は「原価から売価を決める時」に使います: 「仕入れX円、Y円で売る」。SKUごとに簡単に適用できます。
マージンは「収益性を報告する時」に使います: 「売上100円につき粗利X円」。株主・会計士・アナリストが注目する指標。
同じ数字の別視点です。「50%値入 ≠ 50%マージン」だけ覚えておけば十分。本ツールは両方表示するので、再計算なしで視点を切り替えられます。
よくある質問
›計算式は?
売価 = 原価 × (1 + 値入率/100)。利益 = 売価 − 原価。マージン = 利益 / 売価 × 100。
›値入率とマージン、どちらが重要?
両方。値入率は価格設定用、マージンは収益性管理用です。
›適切な値入率は?
業界によります(記事内の業種別目安を参照)。同業他社のレンジを見るのが指針として有効です。
›マージンから値入率を逆算するには?
値入率 = マージン / (1 − マージン/100)。マージン30% → 値入率42.86%。
›送料や税金は含まれますか?
含まれません。「原価」には実際にかかるすべての費用(仕入価+送料+輸入関税等)を含めて入力してください。
›数量で原価が変わる場合は?
平均原価で計算するか、複数パターンで試算します。量販割引がある場合は実際に発注する数量での原価を入れます。
›セール時のマージンへの影響は?
値引きはマージンを直撃します。値入率50%(売価=原価×1.5)に20%オフを掛けると売価=1.2×原価、マージンは33%→17%に低下します。
›入力データはサーバーに送信されますか?
いいえ。すべてブラウザ内で計算されます。
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