DTI(返済比率)計算機 — 月収に対する借入返済の割合
総支給額(税引き前月収)と毎月の返済額(住居費・自動車・カード・奨学金・その他)を入力すると、住居費だけのフロントエンドDTIと、全債務を含むバックエンドDTIが出ます。Excellent / Good / Fair / Poor の4段階で、米国の主要レンダーが採用する基準(28/36ルール、43%QM上限)に照らした評価も表示します。
毎月の返済額
- バックエンドDTI(合計)
- 39.2%
- フロントエンドDTI(住居費のみ)
- 25%
- 毎月返済額 合計
- 2,350
36%を超え、43%QM上限ギリギリ。FHA等の柔軟な商品なら通るが、金利は高めになる傾向。
仕組み
DTIが本当に測っているもの
DTI(債務収入比、Debt-to-Income Ratio)は、税引き前月収のうち何%が必要返済額に消えているかを示す指標です。米国の住宅ローン審査では、信用スコアに次いで2番目に重要な判定軸になります。日本のフラット35や民間ローンでも『返済比率』として同じ概念が使われ、年収400万未満なら30%、400万以上なら35%が一般的な上限です。
DTIには2種類あります。フロントエンドは住居費のみ÷月収、バックエンドは住居費+全ての借入返済÷月収。米国の28/36ルールはフロント≤28%・バック≤36%を推奨水準とします。日本のフラット35は実質バックエンドDTIで30-35%上限を見ます。低いほど審査に通りやすく、金利優遇も受けやすい。
なぜ両方の比率を見るのか
フロントエンドは住居コスト単独のリスクを示します。住居費だけで月収の40%超なら、収入が一時的に下がった時の余裕がない『House Poor』状態。レンダーは収入断絶時の支払継続能力を疑います。
バックエンドは総返済負担を示します。フロントエンドが同じでも、奨学金・自動車・カードを足すと総額は人によって大きく違う。実際の審査判断はバックエンドDTIが基準です。
住宅探し前にこの両方をシミュレーションすると、買える物件価格の上限が見えます。バックエンドが既に30%なら、住宅費2,000ドル÷月収6,000ドル(フロント33%)はバックを63%まで押し上げ、ほぼ確実に否決される。
何を含めるか/含めないか
含めるもの:信用情報に載っていて、毎月の最低支払が義務付けられている債務全て。住宅ローン元利+固都税+火災保険、家賃、自動車ローン、奨学金最低支払額(IDR=所得連動返済プランは実際のIDR額)、カード最低支払、個人ローン、養育費・慰謝料。
含めないもの:食費・光熱費・ガソリン代・保険(住宅と一体でないもの)・年金拠出・所得税。これらは家計に影響しますが、DTIは『債務サービス』のみを切り出す指標。
リボルビング枠は『最低支払額』を入力。実際に多めに返していても、レンダーは最悪ケースで計算します。カード最低40ドルでも実際400ドル返している場合、DTIへの入力は40ドル。
よくある質問
›フロントエンドとバックエンドの違いは?
フロントエンド=住居費÷月収、バックエンド=全債務返済額÷月収。レンダーは両方を見ますが、判断比重はバックエンドの方が大きい。
›カードの残高を全額払うとDTIは下がる?
残高をゼロにしてもDTIには直接影響しない(DTIは残高ではなく最低支払額で計算するため)。カード自体を解約すれば最低支払額がなくなりDTIは下がるが、信用枠が減って利用率は上がる副作用に注意。
›光熱費はDTIに含む?
含めない。DTIは『債務』のみ。光熱費・保険・食費・税金は家計を圧迫しても計算には入りません。
›住宅ローンは何%まで通る?
コンベンショナル:バック36%が理想、信用スコア+預金残高が強ければ45%まで可。FHA:50%まで(補完要因あり)。VA:41%以上は手動審査。日本の場合フラット35は年収400万未満30%・400万以上35%。
›配偶者の収入・債務はカウントされる?
共同申込人の場合のみ。単独申請なら配偶者の収入も債務もカウントされない。クレジット劣化している配偶者を申請から外す戦略はこのため。
›DTIを早く下げるには?
効果順:(1) 残高小さい債務を完済して最低支払額自体を消す(即効)、(2) 収入を増やす(緩やかだが恒久的)、(3) 長期借入に借換えて月額最低支払額を下げる(DTIは下がるが総支払利息は増える)。
›IDR(所得連動返済)の奨学金はどう扱う?
2021年以降、コンベンショナル/FHAともIDR実額をDTI計算に使う方針が主流。一部は残高1%をフォールバックで使う。担当ローンオフィサーに確認を。
›計算データは外部送信される?
いいえ。全てブラウザ内で完結し、入力値はサーバーに送信されません。
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