コントラストチェッカー — WCAG AA/AAA 判定
前景色と背景色を指定すると、WCAGコントラスト比とAA/AAAの合否バッジ4種、実際の見え方プレビューがリアルタイムで表示されます。
仕組み
コントラスト比の仕組み
WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)はコントラストを「2色の相対輝度の比」として定義しています。式: 各 sRGB チャンネルを線形化 → 視感度で重み付け(R 0.2126・G 0.7152・B 0.0722)→ (明い側 + 0.05) / (暗い側 + 0.05) を計算。結果は1:1(同色)から21:1(黒×白)の範囲です。
本ツールはこの公式WCAG 2.x の式をブラウザ内で計算しています。4つのバッジは AA(通常 4.5:1 / 大 3:1)と AAA(通常 7:1 / 大 4.5:1)の閾値で判定。「大きい文字」は24px(18pt)以上、または18.66px(14pt)以上の太字を指します。
最低でも AA を満たすべき理由
AA は多くの法域で法的に強制力を持つ基準です(米国ADA・EU EN 301 549・英国Equality Act のデジタルサービス)。本文文字でAA未達は最も多いアクセシビリティ問題で、設計段階で直すのが最も低コストです。
AAA は長文読書・行政サービス・重要情報インターフェースで推奨されます。基準が厳しく、デザイナーが好む「白地に薄いグレー」は AAA を簡単に落とします。短時間閲覧のサイトなら AA、書籍記事・公的情報サイトなら AAA を目指してください。
よくある間違い
「自分のモニタでは読めるから大丈夫」: モニタのキャリブレーション・オフィスの蛍光灯・屋外でのスマホ使用などで知覚コントラストは変化します。目視ではなく「比」で判定してください。
ダークモードをHEX反転で作る: 反転は色相を変え、コントラストを壊します。テーマ切替後に全ペアを再テストしてください。
ブランドガイドラインを盲信する: 多くのブランドパレットは WCAG 認知前に選ばれています。ブランドピンクが白背景で落ちる場合、本文用にやや濃いピンクを提案し、元の色は装飾用途にとどめてください。
よくある質問
›AA と AAA の違いは?
AA は通常4.5:1・大3:1。AAA は7:1・4.5:1。AAA は推奨レベルですが、必ずしも達成できるとは限りません。
›「大きい文字」の定義は?
WCAG では18pt(24px)以上、または14pt(18.66px)以上の太字です。
›透過色には対応していますか?
未対応です。実際にユーザーが見る合成後の色を入力してください。透過色対応は今後検討します。
›ブランド色が AA で落ちます
多くのブランドパレットはWCAG以前の美的基準で選ばれています。よくある対処: 文字用に濃い派生色を作り、明るい原色は背景・装飾用に限定する。
›WCAG 比は「知覚コントラスト」と同じ?
違います。WCAG 2.x は輝度ベースの簡易式です。WCAG 3(開発中)は APCA を採用し知覚により近いですが、まだ標準ではありません。
›アイコンや UI 部品の基準は?
WCAG 2.1 で「非文字コントラスト」3:1 の最低基準が追加されました(アイコン・フォーム部品・フォーカス表示)。本ツールで3:1以上を確保してください。
›グラフ・チャートにも使える?
意味を持つ隣接色には同じ基準が適用されます。データ可視化では隣接色間 3:1 が WCAG 1.4.11 の最低基準です。
›入力データはサーバーに送信されますか?
いいえ。計算はすべてブラウザ内で完結します。
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